【中国・重慶】行って良かった!楽しさが尽きない穴場スポット「大学城」
重慶出身の中国人と知り合ったことをきっかけに、先日2週間ほど旅行をして来ました。実は中国人の国内旅行先として重慶は最近とても人気があるのですが、日本では人気どころか認知度も低め。
私自身も今まで中国国内を10ヶ所以上旅行しましたが、正直行ってみたいと思ったことはありませんでした。
しかし!実際行って見ると「中国で住みたい街ランキング1位」の座に君臨するほど魅力的な街だったんです。
他のどこにもない魅力が詰まった重慶を紹介していきます。
観光地があまりないと言われる重慶ですが、実は楽しめる場所がたくさん!
その中の1つのおすすめスポットが「大学」です。
今回は大学がいくつも隣接している「大学城」エリアの楽しみ方を紹介します。
アートなキャンバスを楽しむ
日本でも建物や雰囲気が素敵な学校がありますよね。デザイン性の高い校舎は外国人観光客にも人気ですが、重慶にも驚くほど魅力的なキャンパスがあります。
四川美術学院は中国8大美術大学のひとつに数えられる芸術専門大学です。
入り口にはタイルで埋め尽くされたアートな階段があり、おとぎの国に来たような感覚を味わえます。
【四川美術学院】
住所:重慶市沙坪壩区大学城四川美術学院
アクセス:メトロ1号線「大学城站」下車徒歩20分。
駅からバスの場合は「軌道大学城」から901路・241路で「大学城美院」下車。
HP(英語):http://www.scfai.edu.cn/english/
学院情報:芸術学理論、デザイン学、演劇映像学が教育部の一級学科及び重慶市の重点学科に指定されている。
学部・大学院構成:中国画、油絵、版画、彫刻、デザインアート、映像動画、建築デザイン、美術教育学、美術学、新メディアアート、公共芸術学
ここは国内でも人気のスポットで、私が行った時も写真を撮っている中国人が何人もいました。キャンパスの至る所に芸術作品があるので、とても見ごたえがあります。
緑が多いので、散歩するのがとても気持ち良かったです。
余談ですが、中国の友人は「散歩sànbù」ではなく「散心sànxīn」とよく言います。
心がモヤモヤしたりイライラした時に心を解き放つ、気晴らしをするというようなニュアンスで、私もこの言い方がとても気に入っています。
一味違うお土産の買い物を楽しむ
美術学院のため、キャンパス内には作品制作に必要な画材屋や道具屋があります。種類豊富な書道道具や、色彩表現が中国ならではの絵の具など、面白い物がたくさん。美術に関心のある友人へのお土産に買って行ったら思いがけずとても喜んでくれて、「こういうお土産の選び方もあったんだなー」と良い経験になりました。
学食を楽しむ
日本と同じく、安くてボリュームのある学食。せっかく大学が集まる場所に来たのでどこかの学食を食べに行ってみませんか?
私が訪れたのは四川美術学院からすぐの大学の学食。(名前思い出せず…)
夕食時に行ってしまい、大混雑中。
この大学は現金払いが可能でしたが、中にはプリペイド式カードでしか払えない学食もあります。よくわからない時は支払い窓口にいる人に聞きましょう。(写真左下)
中国の大学の学食の凄いところは、その種類の多さです。ここの大学は1階〜3階までの学食専用フロアに、約15店舗200種類以上のメニューがありました。
食後に向かった人気の「貢茶」カウンターはまるで戦場。学生が着ている服が服だから余計にそう見えて…私の頼んだ「黒糖タピオカミルクティー」はタピオカ切れで「黒糖仙草ゼリーミルクティー」になりました。ツッコミどころが多すぎて追いつかない。
スポーツを楽しむ
校内には学生がスポーツを楽しむための施設がたくさんあります。もしスポーツ交流に興味があるなら、学生に声をかけて一緒にスポーツをしましょう。
この日のために2ヶ月間卓球の練習をしましたが、あっさり負けました。現地でラケットとボールまで買ったのに。
そして重大な事実は、中国で今人気のスポーツは「バドミントン」だということ!
卓球スペースの隣にバドミントンコートがあるのですが、明らかにそちらの方が賑わっていました。
学生街を楽しむ
「大学城」エリアには当然学生街があり、食べ歩きを楽しめるお店や外資系のカフェ、雑貨店やデジタル用品店、そしてショッピングモールまで何でもあります。
1号線「大学城」駅から降りて学生街を散策するのもオススメです。
三輪タクシーを楽しむ
大学城周辺でよく見かけた三輪タクシー。一度体験してみたくもなりますが、中国人に言わせると「絶対乗るなっ」とのこと。料金がバカ高いらしいです。
ただし、あくまでも交通の便としての料金を言っているので、観光や体験料金だと思えば高くはないはずです。
注意
四川美術学院のキャンパスは2つあり、もう一つは「黄桷坪」という場所にあります。
こちらのキャンパス近くには「塗鴉一条街(塗鴉芸術街)」と言うアパートの外壁にアートが描かれている人気スポットがありますが、場所が全く違うので注意です。
そして大学城は中心地から少し離れているので、帰りのアクセス確保を忘れずに!
それでは行ってらっしゃい!