【中国旅行】2週間の旅行中に警察から電話がかかってきた…「臨時宿泊登記」の話。
この記事を見ているということは、私と同じようにあなたにも「臨時宿泊登記」について警察から電話がかかってきたのかもしれません。
大丈夫!「知りませんでした」と丁寧に謝って状況を説明すれば罰金はありません。
これからホストの家へ滞在or民泊予定の方は入国後24時間以内(過ぎてしまったらなるべく早く)に手続きをすれば大丈夫です。
警察からの電話…
先日約2週間中国・重慶を旅行し、ホストファミリーの家に滞在しました。
滞在2日目の夜、家に帰るとママが「警察から電話があった」と言うではありませんか。
ママ、私は誓って何にも悪いことしてないよ…!
ママの話を聞くと、「臨時宿泊登記」なる手続きをしていないから明朝に管轄の派出所に来てと言われた、とのこと。
ママの言葉は穏やかでしたが、私の頭の中では警察が
「おい、臨時宿泊登記してないぞコラ。違法やぞコラ。ソッコー来いやワレ!!」と変換して聞こえ…
それにしても、臨時宿泊登記?
恥ずかしながらもう10年以上中国を旅行しているのに、初めて聞いた言葉でした。
臨時宿泊登記とは?
臨時宿泊登記は、中国語では「临时住宿登记」です。
外国人が中国に滞在する場合は、「臨時宿泊登記」をすることが法律で決まっているんですね。これを怠ると、出国時に警告や罰金が科されることがあるそうで。ではなぜこんな大事なことを今まで聞いたことがなかったのか?
ホテルに滞在する場合は、フロントにパスポートを提出することでホテルが代行してくれていたんですね。
そのため友人宅や民泊などを利用して滞在する場合や、賃貸契約を結んでマンション・アパートに居住する場合は、着いてから24時間以内に、管轄の派出所に出向いて手続を行う必要があるのだそう。
私の場合は空港で入国カードに滞在先を明記していたものの、この手続きがなされていなかったので電話がかかってきたんですね。
必要書類
実際に派出所へ持っていく書類は以下。
(1)本人のパスポート(又は居留証)
(2)家主の身分証、外国人の場合はパスポート(又は居留証)
(3)(賃貸の場合)賃貸契約書
(4)その他、家の登記簿など。
私の場合は、自分のパスポートとホストのパスポート、賃貸契約書、登記簿を持って行きました。
罰金について
ネットで調べると「罰金500元」などと書いてあり震えたのですが、今回は初めてだったこともあり、警告だけで済みました。
大事なこと!
派出所には中国人の友人やホストを連れて行った方がいいです。あなたが中国語に堪能かつ超都市部(上海・北京)の派出所へ行く場合は一人でも問題はないと思います。しかし私のように重慶などの場合は、まず普通語が話せる職員がいません。当然英語も話せません。
本当かどうかわわかりませんが「罰金かどうかは派出所での態度が重要」だという話もあり、私が警告だけで済んだのは一緒に行ったホストがものすごく丁寧に状況を説明したり謝ったりしてくれていたおかげかもしれません。
過去を振り返ってみる
ここからは完全に余談ですが、私は知人の家に泊まったり民泊するのは初めてではありません。というか何回もあります。しかしこの登記をしたことは一度もありません。
ではなぜ今回は電話がかかってきたのか?
ホスト曰く、「大都市の場合は仕事も忙しいし外国人も多すぎるからそんな小さなことに構ってる暇はない。重慶は仕事も少ないし外国人がそもそも少ないからだと思う。」とのこと。
確かに重慶で外国人を見たのは大学城エリアに行った時の留学生くらいで、街で会うことはまずありませんでした。重慶人は口を揃えて「本当に外国人がいないよ!」と言うし、ホストのパパとママは日本人に会うのも初めて。
なるほどーそうかもしれない。
なんにせよ、無知は怖いと改めて痛感した出来事でした。