【メイン島】忘れられない2夜の滞在記
こんにちは。先日ケロウナ旅行のついでにバンクーバーからフェリーでMayne Island(メイン島)へ行ってきました。
メイン島とは、私の今までの旅行先の中で最も人に会わなかった場所で、1日にすれ違った最低人数が「3人」に更新された場所のことです。
観光地化も進んでおらず自然が豊かで、カナダでは都市部の人々が羽を休めに週末に来る静かな島。高すぎるバンクーバーの不動産に嫌気が差し、移住する人も多い島。
ちなみに私はバンクーバーに対して自然と都市がうまく調和した街という「穏やか」なイメージを持っているのですが、カナダ人からすると「too busy」「crazy」らしく。
Have you ever been to Tokyo…?
分からない。バンクーバーも滞在しないとわからないcrazyさがあるのかもしれない。
そんなことを考えつつ、穏やかな海の景色も楽しみ尽くした良い頃にフェリーが到着。
降りる人が少ない上に「Welcome to Mayne」的な看板もなく、ニュートラルな心持ちで入島を完了します。
ターミナルにはとりあえず何にもない。
何にもないから待ち合わせしていたAirbnbのホストを探すと、傾斜45度の坂の上で手を振っている人がいる。間違いなく彼なのだが、一向にこっちに向かってくる様子を見せない。ずっと車の側で立っている。
「荷物が重いのでこっちに来て欲しいな〜」と荷物を指差したり来てきてと手を振ったりしているんだけど、向こうも車を指差したり手を振ったりおんなじことしてる。ずっと。気が合いますね。
仕方なく何回見ても傾斜45度の坂を上がる決心をしたところで、急に坂を降りて来た。話を聞いてみると、坂は有料道路となるため上で待っていたとのこと。
とりあえず無事合流できたので車で宿へ向かう。
10分ほど公道を走った後、「ここだ」と言って山の斜面を登り始めたので混乱していると、宿(ホストの家)は友人と買った山中にあるとのこと。
ほう、山の中?予想外だ。
しかもゲートも道も水道整備も自分たちでどうにかするストロングスタイルで、シャワーのお湯は5分で止まるストロングエコスタイル。
そうして助手席で5分シャワーの方法を考えているうちに宿に到着。荒々しい立地とは反対に、部屋はとても洗練されていてオシャレで嬉しい。
2LDK+テラスの広さは、部屋というよりもはや家だ。
コーヒーを1杯飲んで一休みして、ウキウキしながら食材の買い出しに向かう。
その前にお世話になるお礼にホストへお土産を渡そうと母屋のチャイムを押すと、中からホストがリンゴ丸かじりしながら「Hi!」って出てきた。
さっきのターミナルでののんびりした感じといいリンゴの丸かじりといい、想像はしても現実にはいないと思ってた島民の姿に言葉を失ってると、「君も食べるかい?」って言われた。
なんか、シャツの裾で磨いて齧って、鹿に会ったらそのリンゴ投げてあげてるんだろうな、日常で。こんな世界本当にあるんだな。最高だな。完全な想像だけど。
ホストが車を出そうかと言ってくれたが、せっかくなのでゆっくり森を楽しみたいと徒歩で行く。
まさか1時間もかかると思ってなかったが、靴に穴あくとは想像すらしてなかったが、商店に大容量パックの食品ばっかりだとはゆめゆめだったが、徒歩で行って良かった。
お店までの1時間のうち30分は下山するスタイルのため、心がリフレッシュする。
リフレッシュすると、人はこんなことを思う。
なかなか良い気づきだ。
そんなこんなで1時間の買い出しと散策を終え、また宿に1時間かけて帰る。
3時間ウォーキングすると、人はこんなことを思う。
何事も、適度が大事。
適度に疲れたところでvol.2へ続く。
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