たびなかば

on a journey

【中国・重慶】火鍋の本場で!自家製ラー油を作ってみた

 

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圧巻の唐辛子売り場

重慶出身の中国人と知り合ったことをきっかけに、2週間ほど旅行をして来ました。中国人の国内旅行先として重慶は最近とても人気があるのですが、日本では人気どころか認知度も低め。

私自身も今まで中国国内を10ヶ所以上旅行しましたが、正直行ってみたいと思ったことはありませんでした。

しかし、実際行って見ると「中国で住みたい街ランキング1位」の座を上海から奪うほど魅力的な街だったんです。

魅力が詰まった重慶を紹介していきます。

 

重慶人の味覚がおかしい

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唐辛子の入れ方がおかしい

日本に住んでいる重慶人の友人は、どこへ行っても七味をかける。唐揚げ、焼肉、カレーにサラダ…「胃腸おかしくなってるよね?」というほど辛くて痺れる味を好む。

彼女がおかしいのかと思っていたが、今回重慶に行ってみたらどこへ行ってもとんでもなく強烈な「麻辣mala」味だったので納得。

彼女が言うには、昔はお金のため動物の肉は全部港から輸出してしまい、残るのは内臓だけだった。それを食べようとしても日にちが経っていたりして臭みがある。そこで花椒と唐辛子で臭みと味を消して食べたらしい。

本当かはわからないが、とにかく「麻辣」無くして重慶料理は語れないのだ。
(一般的に重慶料理は四川料理とも言われるが、本人達からすると香りが違うそう。)

本場麻辣の地「重慶

もともと四川だった重慶。せっかくその麻辣の本場に来たのだから、ラー油でも買って帰ろうと思っていると、ホストファミリーに「買う必要はない。うちにあるから」と言われた。聞けば重慶人は日常的に大量に唐辛子を買って、自分たちで粉にしたりラー油を作ると言う。

見れば確かに家の中には大量の唐辛子と自家製ラー油があるではないか!そして「そろそろ新しいものを作る」と言うので、ここはぜひ参加させてもらうことに。

ラー油を作る

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提灯型=そんなに辛くない

まずは唐辛子の粉を作ることから。

写真の提灯型唐辛子はあまり辛くなく、よく見かける細長い唐辛子はめっちゃ辛い。私のような辛い物があまり得意ではない人には「提灯型唐辛子100%」が良いと言われた。「間違っても細長い方には手を出すな」と。

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マスク必須!

どちらもヘタを取り、ミキサーで粉砕していく。私が手伝おうとすると、「危ないからやめた方がいい」とパパ。会話だけ聞くとまるで危険物を取り扱ってるようだ。

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見た目が違う

慣れているパパでさえ結構咳き込みながら、2種類の唐辛子粉が完成。好きな割合で粉を混ぜ、いよいよラー油を作る。

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使わない分は真空パック

ラー油の作り方は、まず中華鍋に入れた油に花椒と生姜片を投入することから始まる。そうすることで油に香りをつけるのと、温度を知ることができる。花椒と生姜片が茶色く焦げたら取り出し、唐辛子と混ぜるベストなタイミング。

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ものすごく良い香り

火を消して一握りの胡麻を投入したら、唐辛子粉が入っている容器に油を注ぎ、混ぜて完成。冷めたら空き瓶に入れて使う。

こうしてラー油が完成した。しかしあろうことか私には辛すぎて食べられなかった。

完成したものの

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重慶といえば火鍋

そもそも火鍋はいつも白い方しか食べない私が本場のラー油を食べられるはずがなかった。しかし旅行が楽しくて、まるで自分が重慶人だと錯覚してしまう重慶ハイ」に見舞われてしまっていたようだ。

重慶を全身で受け入れ楽しめる日々はまだ遠いようで…

 

 

それでは行ってらっしゃい!